「好きなこと言いたいだけなのに」
壇上でそう嘆いたコメディアンを思い出す。
どうしてだろう、
そうなったのは。
どうしてだろう、
同じように思った僕は。
何かと誰かに、
ああしたほうが、こうしたほうがと言わたり、
何かと僕らは、
ああしたほうがこうしたほうがと言ってみたり。
そう言う割には昨日の誰かの服装も、表情も、言葉も仕草も大してちゃんと思い出せない見ていやしない人と人。
悲しい程に同じ話ばかりの画面の中。
愛おしい程切なく広がる今日の青空。
きっと僕らはひとりじゃない。
その嬉しさと息苦しさの両方に慣れ親しで、今日まで生きた今日の僕。
声高らかに「好きだ」と叫んだいつかの僕を、この青空に思い出す。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。こういう時は、日差しを浴びるに限るよね。