風と光のような今

光の中の小さな面影
あの景色の中で遊んでいた頃の自分

楽しさも何処か
この先の未来を思えば
寂しさにもなるこの世界

無くなっていってしまう今
訪れる未来

ずっとこうして居れたらいいのに
その気持ちとは裏腹に
歳を重ねていく僕等

残せるものは大してなく
残したところで大した事無く
ただ否が応でも進む僕等

綺麗な色を纒ったあなたは
これから一体何処へゆくのか僕には分からず

ただ今を真っ直ぐ見つめた僕を
きっとあなたは思い出せない

風のように光のように
記憶に残らず溶けゆく僕等

今この時とは
肌を通り過ぎてゆく風
身体を暖めゆく光のこと

本日も落書きを読んで下さり有り難う御座います。これを今というのかと、思い出しては忘れる僕等。その度に、思い出させてくれる人や景色。風と光。