あっという間に夜が来て知らぬ間に朝が迎えに来るのです あっという間に日が昇り知らぬ間に闇が僕等を覆うのです この繰り返しにこの星が疲れることはまだ無いようできっと僕等が先に疲れ果て何処かへ行ったりやがてまた違う姿かたちで […]
月別: 2022年3月
書き方があるのだろうか
詩やエッセイに、書き方みたいなものがあるのだろうかと考えている。 自由だからこその詩でありエッセイであるのだから、そこに書き方なんて方法論は不要なんじゃないか、と。 けれど自由をむしろ不自由だと感じて、書けない人が居るの […]
伝わることが大切だから
僕にとっての言葉のような、あなたにとっての笑顔のような、何かを表すための何か。 言葉にばかり頼っていては、描けない景色、伝えられない気持ちがある。 だからやっぱり、言葉は言葉でしかなく、あなたの笑顔に敵う言葉の所在を、僕 […]
疲れた顔してアイスクリームを買って食べる幸せみたいな
各駅停車の電車に乗って、通り過ぎてく街並みを眺めて進む夜の中。 街灯が照らす公園、座る人を待つベンチ、知らない誰かが窓に灯した暖かい光。 夜を彩るすべてが、緩やかに遠ざかってゆく。 座り寝込んでいる人々と、何やら画面を夢 […]
雨という名のコンサート
雨の日は、なるべく好きな服を着て、なるべく好きな靴を履いて、なるべく好きな音楽を聴きながら外に出る。 行きつけのカフェで、美味しいラテを注文して、なるべくゆっくりそれを飲む。 都会に住む人々にとって、雨音というのは一番身 […]
生きゆく僕らは空を眺めて星でも探して生きてゆくのさ
光を当てた白い文字たちが、それは綺麗に輝いた。 「あぁ、僕はやはり白が好きなのだな」と心の内の誰かが言った。 今日からのために費やした時間たちが、明日のために準備された心が、昨日までに別れ告げて今この時の僕の頭を埋め尽く […]
Happy everlasting
諦めることなく走り続けたら、きっと何処かには辿り着く。 ただしその何処かが一体何処なのかというのが、一回限りの人生においてはとても重要なのだと僕等は考える。教わる。そんな気がする。 何処かって、そんなに大切なんだっけか? […]
景色の白さに救われて
素晴らしい話を聴きたい妬みも僻みも生まれすらしないただ素晴らしく心が洗われるようなそんな話 美しい音楽を聴きたい考えることなど何も必要ない程にただ軽やかに心が落ち着いていくようなそんな音楽 街を眺めて少し考え事をしながら […]
多様な私とあなたのこと
あまりここには書いたことがない気がしますが、僕は結構プログラミングをします。 大学生の頃はこう、論理的に考えるということの格好良さに憧れていた節もありましたが、結局の所綺麗に論理を展開した結果、なんともつまらぬ一般的な、 […]
日差しを浴びるに限る日のこと
「好きなこと言いたいだけなのに」 壇上でそう嘆いたコメディアンを思い出す。どうしてだろう、そうなったのは。 どうしてだろう、同じように思った僕は。 何かと誰かに、ああしたほうが、こうしたほうがと言わたり、何かと僕らは、あ […]
安心と冒険のバランス
歳を取るにつれて、真新しさを感じづらくなっていくのだという話を聞いた。 そりゃあそうかと、思った。なるべく痛くない方がいいし、なるべく辛くないのがいいしで、僕らはなるべく音沙汰なく、無事で安心安全な日々を望むようになって […]
毎月届く小さな言葉の定期便、始まりました!
読むとフッと一息付かせてくれる優しい言葉と写真が詰まった小冊子のサブスク&単月販売がスタートしました! 大変嬉しいことに、「読むのが日課です!」という方も多くいらっしゃる、自由丁オーナー小山が毎日書く文章シリーズ 『今 […]
自分で決めることよりも
他人は何かと「自分で決めろ」と言うけれど、果たしてどれだけのことを僕等は本当に自分で決めることができたのだろうか。できるというのだろうか。 毎日のように交わす会話、出会う人々、眺める景色、口にするもの、目にする情報。その […]
世界と今日の遠さについて
書き始めたはいいものの、なんだか上手く書けなかったり、そもそもちゃんと書き切ろうという気がなくなってしまったりした書き途中の言葉たちというのが、それはもう、かなりある。 それらはきっと今後も日の目を浴びることは殆ど無いの […]