タンタカタンタン午前零時。
言葉よりも先にリズムを浮かび、書き始める。
午前零時を回ってから音を立ててホームに入ってきた、今日の最後を告げる電車。
乗り込み、機械の速度で街を横切り、風の音を聴く。
タンタカタンタン午前零時。
心地よいリズムが踊る画面とは裏腹に、気持ち良さそうに語らう男女が紡ぐ言葉のリズムに悪酔いしてしまいそうな最終電車の混沌の中。
ガタンゴトンという音色。
エアコンの風の音。
アナウンスの声。
いつも通りのリズムたちが僕を優しく守ってくれる。
タンタカタンタン午前零時。
いいリズムは、少し身体を軽く心を緩く、ステップを踏む余裕をくれる。
タンタカタンタン。
本日も落書きを読んで下さり有り難う御座います。目を瞑ってもリズムはやっぱり聴こえてくる。