例えば書くことが億劫になったとて
例えば僕にはそれしか無いのだと
思い込んだ所で
女神が現れ救ってくれる訳でも無く
夢中になって必死になって書いたものが
果たして世界の果てまで届くのかと問われても
そりゃあそういうもんだろうと
思いたくても思えやしない現実世界
世界に教わってきた事と
刷り込まれてきた事と
どうしてこんなに
現実というやつは違うのだろうと時折思う
どうやらみんな
本当の事は言わないのか言えないのかで
希望や理想を言い伝え
描き作って子供達に届けているだけなのかも
例えばそんな残酷な世界だとして
だからといって何をする訳でもなく
僕はこうして今日も書き
あなたはそうして今日も読み
生きていく平和と平凡の境の辺りで揺らぐ世界
「僕にはこれしか無いのだ」
「私にはこれしか無いのだ」
そんな言葉に憧れている
心の何処かの小さな自分
希望を持って生きる姿に
理想を語って胸を張る姿に
憧れている小さな自分
憧れも希望も理想も
そんなもの本当は
別にいらないのになって
思えたらどんなに僕等は美しいか
そんなことを考えながら
少し平和の側を征く自分
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。色んな自分の真ん中に立ち、今日、今、何を思うのか。僕等はいつも色んな自分に、試されている。なんてね。