ひと月が終わる。
そして気付けば、右も左も分からないまま始まった起業家、経営者という職業も四年の月日が経っていた。
学生時代に励んでいたアルバイトよりも長く、いくつかの勤めた会社での生活よりも遥かに長く、僕史上最も長く続いているこの起業家人生。
どういう原理で続いているのか、僕自身もいまいちよくわかっていないところもあったりして、不思議なもんだなぁと思わずにはいられない日々が積み重なったこの年月。
正直僕は自分のことを経営者だとか起業家だとかはあまり考えたくはないなぁと最近は思っています。
だって、経営がしたいのでも、起業がしたいのでも元々無いままここまで来て、更には別に経営が上手くなった気も一向にせず、起業がビジネスが上手くなったのかと問われても、うーん、どうだろうねと思っちゃうわけでして。
ただここまでの道程は、とても、とても豊かでした。それはもう誇れる程に。笑える程に。
「なんで続いてんだろうね」と店長に尋ねたら、「諦める余裕が無かったんじゃない?」と言われて、「あぁそりゃあ確かに」と笑った夕暮れ。
今この時も笑える程に頭の中は色んなことで一杯ですが、これからも前へ前へと歩いていって、時折大きな空を眺めて過ごして、やがて社会を照らす暖かい光の一つに、僕も僕等もなれたらいいなと思う次第の今日でした。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。この日々で出会った景色たちの誇らしさよ。