希望を乗せて綴れたら

今年一発目の、言葉と出会う展が六本木ヒルズの中、ケニア産の強く美しい薔薇たちが並ぶお花屋さんで始まりました。

展示会場を作っているときも、この展示のためのエッセイ達を詩達を書いているときも、なんだか誰かを励ますような、優しく無理なく鼓舞するような気持ちが僕の周りをウロウロしていた。テクテクしていた。思い返すとなんだかそんな気がしています。

普段から、社会を自分なりのやり方で少しでもよくしていけたらいいなと思ってはいるわけで、その社会というのは、つまりはあなたというひとりの生活、人生のことであるわけで、何処までいってもきっと僕は僕だけが救われるだけじゃ決して満足できない性なわけではあります。

どうしてこんな事に僕という人間がなっているのかが解明される日はまたいつか来るとして、今回の薔薇屋さんでの展示や、コラボ商品として作った言葉と薔薇の贈り物にしても、そもそも確かに、僕が心の何処かで思っていたあなたという自分以外の誰かをより強く意識させてくれる理由だったのだろうなと、今更ながら思います。

薔薇はきっと誰のことを思うまでも無く咲くけれど、その美しい存在自体が誰かの笑顔に繋がっていて、アフリカローズという薔薇はまさにその象徴のような存在です。

僕の言葉も、いつかそんな美しい薔薇のように、誰かの幸せに、笑顔に繋がってくれたらいいなと淡い期待を寄せられたなら、そんな希望を自らが書く言葉に込められたなら、それはとても凄いことで、とても嬉しいことだろうなと。

そんなことを夢見心地に、けれど確かにこの心から言葉を伝う掌に、感じています。

尽く、言葉と出会う展という催しは、僕のためでは無く、誰がため、あなたのためのものであって欲しいなと思う今日この頃です。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。言葉よ届けー!なんてね。あはは。