重さを纏ってゆく航海

風冷ややかに
寝ぼけ眼の僕を起こす

朝眩しげに
眠った街を光の中へと連れて行く

ただ静かに空気を眺めて
季節が何処かへ向かっていくのをぼんやり眺める

忙しさが邪魔をして
長い間ついていくのがやっとの
季節の背中を思い出す

疲れという名の向かい風
多忙という名の海の中

重たくなった身体でも
言うことを聞いてくれる強い身体

心はどうだ
何処まで征きたい
何処へ征きたい

分からなくなってしまったふりして
今日もまた向かっている

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。深呼吸して、進んでゆく。