覚えているのは雨の音
きっと適当に微睡の中に放たれた鋭い言葉
突き刺さって抜けない言葉
傷口から滲み出る悲しみと怒りと苦しみ
蹲り何処かへ早く行ってしまえ
あぁ何処かへ行ってしまいたいんだよ
そう願う姿ですら
少し世界を優しくしている
そんな悲しさからも逃げるように
あなたと出会い始まる夜
孤独を愛せない人に
誰かを深く愛せるだろうか
誰かを蔑む言葉を宿した心の主に
果たして喝采の音色は美しく響くだろうか
答えなど無く
この胸の望みが願いが唯一の救い
ただ胸の内の光を頼りに
昇り来る朝日を出口に
この暗闇と共に征く
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。「答えなんて無い」という答えに甘えて立ち止まってしまわぬ様にと願う。