環境が人をつくるというけれど、じゃあ環境とは何かと思うとそれは大抵、人であり、人の作った制度やルールだったりのことを言うのだろう。
例えば経営者が経営者に成っていくのは、もちろん組織を動かしリスクを負い挑戦していく、困難に打ち勝っていくという経験に大いに依る部分はあるものの、そこには少なからず、経営者として他社の経営者、オーナー達と語らい過ごす時間が人を経営者にしていくのだという要素も在るのだと思う。
関わる人によって自分がその良し悪し、善し悪し含め否が応でも影響を受け変化していくのだとするならば、自ら人と距離を取り暮らすことを選んだ一流と言われる人々の心理も頷ける。
逆に、磨き上げた自分自身を持たないまま、切磋琢磨する仲間を持たないまま、人里離れた地に自然と孤独を求めて旅立つ行為はなかなかに危険な事だとも思える。
環境が人をつくるというけれど、僕はあなたは、日々の中で一体どれ程の物事を、一つ一つの会話を、対話を、意識し自らをつくろうとしているだろうか。
今一度、問う雨の日。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。驕ること無く、自分と向き合い、研ぎ澄ます事の難しさと大切さを、何度でも。