街を形作るのは

街の素晴らしさを語るときに、どうしてもコンビニだとかマクドナルドだとかのチェーン店の話は殆ど出てこない。

地元の人行きつけのバーや居酒屋、カフェなんかがその街を象徴する存在として語られる。

そりゃそうか、と思う一方で、街に住む人々にとってはセブンイレブンもマクドナルドもきっと行きつけのお店だろうに、とも思う。

そこで働く人々も、実は街によって様々で、なんなら例えばコンビニの店員さんの愛想の良さや、チェーン店でダベる学生たちの態度の良し悪しで実はその街の印象も少しは変わっていたりするんじゃないだろうか。

そういう意味では、同じシステムで、デザインで、メニューで佇むチェーン店も、ちゃんと街を作っていて、そこで働く人たちも、そこを行き交う人々も、ちゃんと街の人なのだということを僕等は実はちゃんともう知っているということなのかもしれない。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。よく行くコンビニの店長が丁寧で素晴らしいなと思ったり、郵便局のおばちゃんがフレンドリーで面白いなと思ったり。そういうのも、ちゃんと街の魅力だよなぁ、と。