冬の中の温かさ

おでんの温かさや
電車の中の暖かさ
人と居るときの暖かさも
寒い日にはより一層嬉しく思える

そんな
当たり前の喜びを思い出しては
ふうーっと息を吐き出し安堵する

もう何年も巻いてきたマフラーを
クローゼットからよっこらせと探し出し
もうすっかり色褪せた
お気に入りのコートと共にハンガーにかける

本当に色んな冬を共に旅した彼等
もしくは彼女等を
今年も僕は纏い冬を征く

冬という旅先を
変わらぬ暖かさで何処までも

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。ちょっと疲れた身体にも、心にも、届く暖かさ、温かさ。