夜を混ぜ込む私の詩

闇の中へ
夢の中へ夜の中へ
溶けていった先ですら
求め欲され笑い合う己なら
そこに立つのは夜の黒を混ぜ込み
強く柔く微笑む私

無味乾燥した世界の中で
なお光を発する色を発する私なら
果たして何を照らさんとして
描こうとして
塗りつぶそうとして
寿命を燃やして輝くのか

理由を見つけた私は強く
分からず彷徨い光る私は弱く危うく他を魅せる

闇に溶けていく私
夜を吸い込み
鮮やかなる黒へと向かう
彷徨う私

黒を混ぜ映え
やがて明ける世界に色を塗る私

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。色鮮やかな世界を眺めるふりして塗りたくる我等。