使いたい言葉でも無いのに、思わず口をついて出てきてしまった言葉たちで、その時々の自分の心の内を知る。
本当はただ優しい言葉たちと、暖かい言葉たちと、いくつかの、少し雑な、けれども純粋な子供のように無邪気な言葉たちをただ、緩やかな響きに乗せて届ける自分でいたい。ただそれが時としてとてつもない難題に思えて、けれどもどうすることも出来なくて、ただ放たれた望まなかった言葉たちが流れていく中を必死にもがき息をする。
あぁ僕は強くはないし、強い言葉を使うような強い人になりたいわけでもないから、強い言葉のいらない世界よ、早くここまでおいでと思う。
強く正しい言葉の溢れた世界で、優しく柔い言葉の価値を信じ続けていけるような、そういう強さを纏う自分であぁ、在りたい。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。いつかの人々が殴られたから殴り返しただけだったみたいに、例えば今の僕が私が強い言葉を受けたから強い言葉で返してしまうだけだとするならば、歴史の果てに登っていった未来はきっとここでは無い。