個展が昨夜無事終わり、気づかず内に眠りに落ちてふと目が覚めた朝6時前。
明けっぱなしのままになっていた窓を寝ぼけ眼のまま閉めて、もう少しと布団の中に潜り込む。
ふと、「茨城からこのために来たんです」と展示会場で伝えてくれた人のことを思い出す。いい時間になっただろうか。良き1日になっただろうか。再び眠りの中へと落ちていく中、そんな気持ちがこだまする。
展示会場に飾っていた、言葉が印刷された大量の紙たちをどうしようかとここ数日悩んでいる。
いろんな方に「欲しい」とか「売ったらいいじゃん!」と言って頂き、さらには「日めくりのカレンダーがあったら絶対買うなぁ」とか「本って出してないんですか?」など。本当に多くの方に言ってもらった。
「あ、求めてもらえるんだこの言葉たちは」と何を今更と言われるかもしれないけれど、そうやってかけてもらった言葉の数々を以てして、ようやく僕は純にそう思い、理解できたような気がする今。
そして間違いなく、一人ひとりの言葉が、姿が、昨日までの光景が、今の自分を作り支え、そしてまた前へと、好奇心の向く先へと背中を押してくれている。そんな気もして、恐る恐る、けれどはっきりこうして言葉にできるようになった自分自身を省みて、やはり確かにそう思います。
本日も落書きを読んでくださりありがとうございます。毎日書いていくことを、何かについて言葉で描き切ることを、今日も今も支えているのは紛れもなく、たとえば今これを読むあなたであるということ。