社会の中で

久しぶりに満員電車に乗って、あー嫌だなぁと感じふと、これが社会ってやつだったよなぁなんて思う。

すると即座に、いやいやもっと社会ってやつは色んな場面で垣間見えるはずだし、身近にだって感じるはずなのに、なぜ満員電車のこの様ばかりが強く社会を僕に主張してくるのだろう?と僕が僕に尋ねる。

少し黙って、けれども確かに、そこには疑いようのない程はっきりと「社会」ってやつがいたんだよなぁと心の内でボヤく。

そんなモヤモヤと共に乗り換えた電車の中、もう何回目なのかわからない程繰り返し、小さなディスプレイに映るニュースを眺める。

あぁここにも社会だ。と思う。

空いた席に座り、疲れた身体と心を感じる。
この朝の重さも、社会かも。と優しく思う。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。癒やしを求めて聴く音楽は、まるで社会の外から流れ込んでくるかのような優しい声と海の音色。