眠ってしまった
開け放った窓の側
もう何度目の目覚めだろうか
灯したままの電球が僕の瞼をノックする
窓からそよぐ風
街の些細な喧騒たち
街に生きる僕にとっては
この音たちが
海辺の町の波音が如く
森の中に暮らす人にとっての鳥達の声が如く
優しく伝う隣人の声
遠くで寂しそうに鳴る踏切の音
心の何処かで鳴り続ける
いつかの自分の純真無垢な夢と希望の言葉たち
世界が寝静まった夜中でさえも
たとえ耳を塞いでいても聴こえるだろう
探すだろう音に囲まれ
呼吸する僕私
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。世界は今日も静かに強くアンサンブル。