無題

青空の下
珈琲を飲んでいる

過ぎゆく人も
吹き抜ける風も
今の僕にとっては同じようなもので

きっとずっと変わらず
そこにあったであろうベンチも木々も
同じことを思っているんじゃないか
思ってきたんじゃないかなんて思い
少し微笑む

きっとたとえば
僕が居なくなったとしても
僕の言葉たちを愛してくれるだろう人達の顔が浮かび
嬉しさと悲しさが風になって押し寄せて
僕は思わず身震いする

永遠の安心が
限りある僕の心を冷ましていく

永遠じゃない僕が書く
言葉よどうか永遠へとゆけ

永遠じゃない君がつくる
明日よどうか晴れ渡れ

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。多分、他人が思っているより遥かに僕もあなたも柔く儚い。