書いてほしいと言われたら、きっと僕はあなたのことも書けると思う。
ただ、納得いくものがすぐに書けるかどうかはわからない。というか恐らくそれには時間がかかるだろう。
書くとは僕にとっては考えることの時もあれば、画家がキャンバスに絵を描くように、何かを描きたくて書く事もある。
あなたのことを書くとするなら、僕は一体どちらの書き方をしたらいいのか、今はわからない。
あなたの眼を見て話して、少なくない時間を共に過ごせたならば、そりゃあもちろんわかるのだろうけれど。
あぁ、そしてやはり冒頭の一文は少し誤っていたかもしれない。
正直に言うと、頼まれればいつだって誰のことだって書けるわけではきっとなくて、やはり僕がその人のことを書きたいと思えて初めて、言葉たちは踊り始め、歌い始めるのだと思う。
人の美しさを書くことはできるけれど、人を美しく書くことはおそらく僕にはできないだろうから。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。言葉にするのって、難しいなぁ。