どんなに大きく遠く叫んだところで
あなたがいなけりゃこの声も
行き場なく吹く風と同じ
どんなに綴り続けたところで
あなたがいなけりゃこの言葉達も
名もなき山に降り積もる雪と同じ
書かずにはいられないから書き続け
だからこそ生まれる言葉たちは
いつだって自分以外の誰かのことを待っている
世界を望む限りにおいて
存在の確からしさを望む限りにおいて
どんな言葉たちにも
どんな人にも待ち人はいて
それはつまり
愛だ恋だと言い合う以前の
世界が生まれるときの話
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。今ここにある世界を僕が眺めることができるのは、紛れも無いあなたと出会ったということの証明であるということ。