漫画と共に進む自分

「ランウェイで笑って」という漫画を通じて僕は、ファッションの歴史、業界構造、サプライチェーン、モデルがモデルたる理由、モードとは何か、ファッションショーとは何なのか、そして何より、流行を作るとはどういうことなのかの大まかな部分を教わっている。

「ヴィンランド・サガ」という漫画は、今でこそポジティブなイメージで語られる北欧という世界にも、人間としての歴史があり、国がどう成り立ち、崩れ、人々はなぜ戦い、死んでいったのかの心理を僕に痛烈に教えてくれる。

一方で「北北西に曇と往け」というアイスランドを舞台にした漫画は、北欧の自然の広大さ、文化の美しさ、そこでの日常生活を軽やかに、時に美しく、時に切なく伝えてくれる。

果てしなく積もっていく仕事たちの中に埋もれて、もしくは上に寝そべり、夜な夜な漫画を読み耽る。

思考を言葉を創作を、漫画の中の皆と共に考える。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。影響を受けながら、けれど確かにブレず譲らず前へと進む強い自分を確かめながら、読む知る学ぶ。考える。