眠ってしまった開け放った窓の側 もう何度目の目覚めだろうか灯したままの電球が僕の瞼をノックする 窓からそよぐ風街の些細な喧騒たち 街に生きる僕にとってはこの音たちが海辺の町の波音が如く森の中に暮らす人にとっての鳥達の声が […]
月別: 2021年10月
地平線の先を指差す人
自分の名前で自分の意思で何かを社会に表明するということは、それ自体がある種の自問自答の方法にも思える。 自問自答というか、自己研鑽というか。社会という他人の目を意識することで、「おまえは何をやっているんだ」と自分自身へ問 […]
しりとりとカビゴンと下らない動画たち
夢の中で誰かとしりとりを始めて、僕は「バンプオブチキン」と言ってしまって、はっとして起きる夢を見た。 あとちょっとで4コマ漫画になりそうな体験だったなと思う。 くだらなくてしょうもなくて、どうしょうもなく笑えてしまうこと […]
書いてほしいと言われたら
書いてほしいと言われたら、きっと僕はあなたのことも書けると思う。 ただ、納得いくものがすぐに書けるかどうかはわからない。というか恐らくそれには時間がかかるだろう。 書くとは僕にとっては考えることの時もあれば、画家がキャン […]
言葉の入れ物について
「小説とか書かないんですか?」とか「本出さないんですか?」とか、よく聞かれる。 まぁそりゃ、そうか、と思う。何を紹介するわけでもなく、ただ自分の中から出てくる物事をこんだけ書いては書いてを繰り返している人というのはこの世 […]
希望はいつも言葉の中に
さぁ書こう こんなに毎日書いていたって僕はあなたのすべてをきっと書き切れなんてしないから だからさぁ書こう どんなに言葉の海で自由自在に踊れても僕は自分をあなた以上に分かり切れやしないだろうから そんな悲観と絶望も筆に乗 […]
言葉と出会う展『僕とあなたでようやく世界』10/21-11/6 開催
未来の手紙カルチャーブランド『自由丁』を手掛ける小山将平の初個展が開催中です! 展示会場を一冊の本として捉え、これまで小山が書いた文章はもちろん、この展示のために書き下ろした新作エッセイまでを窓に壁に彩りました。 会場で […]
僕とあなたでようやく世界
どんなに大きく遠く叫んだところであなたがいなけりゃこの声も行き場なく吹く風と同じ どんなに綴り続けたところであなたがいなけりゃこの言葉達も名もなき山に降り積もる雪と同じ 書かずにはいられないから書き続けだからこそ生まれる […]
言葉が思考をつくるなら
ヒト・モノ・コトで分けてしまっていいのだろうか、と思う。 ヒトはヒトによって支えられ、成り立つ社会を望んで作ってきたようにも思える。 ヒトとヒトとが互いに協力することの元を辿れば、そこには衣食住を共に拵え、育むためという […]
子供が立ち止まり大人になって思い出す
貰ったものは数多く今僕にできることなどたかが知れてて あぁ嫌になるほど愛してるこの掌で頭で瞳で抱きしめる世界 気を抜けばあっという間に大人になれるこの日々で珈琲片手に語り始める正論こそが僕をあなたを消していく なるにべく […]
僕と夜更けのブルース
何もしたくないと思い歩いていった道の先で、気付けば何かを考え、書き始めていて、「あぁ、呆れるほどに僕はいつも僕なのだな」と思い知る。 僕が僕から逃げ切るには、新しい自分になるくらいしか方法が思い付かない。 時間を僕を忘れ […]
世界を引き連れ歩いていく詩
歩いていくいや歩いてきたのだ その道すがらで出会った人達と眺めた景色と望んだ景色へ辿り着くべく身に付けたいくつかのこと ここから僕は何処へ歩いていくのだろうかと自らに問うならば 僕の全てを持ってしてまだやったことのないで […]
私事で仕事の個展と村上さん
私事で恐縮ですが、と書いて気づいたんですが「私事」と「仕事」って似てますよね。 私の事と、仕える事。自分のためにと誰かのために。 けれど自分のためにが回り回って誰かのためになることだって往々にしてあるわけだから、私事とか […]
過去で溢れた世界の中で
「面白いことをしようよ」「楽しいと思えることをやったらいいじゃん」 そりゃそうだ。その通りだ。 一個人の幸せな人生について考えるとき、こういう言葉たちに間違いなんて無く、疑う余地も無い。楽しい嬉しい幸せな日々がなるべく多 […]
幸せの味と姿の夢の詩景
一緒に歩きながら彼女はジンジャエールを僕はコーラを飲み歩き心地よい風が吹き抜けていきます これが幸せってやつですねって何処からともなく声がして 不意をつかれた僕は相槌すら打てずにただコーラに助けを求める 幸せに味があるな […]
Cocts AKIHABARAオープン記念ノベルティ制作に関わらせて頂きました!
こんにちは、店長の山本です!今回は、私たちが関わらせて頂いた素敵な企画についてのお知らせです! 「誰かのために、を日常に」をコンセプトにした、利用するだけで社会貢献ができる複合施設Cocts AKIHABARAが、10/ […]
図々しさと甘えと手助け
図々しい人だ、と思う人がいる。もしかしたら僕も、誰かにとってはそうなのかもしれない、とも思う。 図々しい人は、人の時間を奪っていく。奪うつもりもなく、奪っていく。 そういう場面を何処かで垣間見る度に、ちょっと胸が痛くなり […]
愛とダイナミズムの詩
会いたい人に会えるという奇跡と会いたくても会えない人がいるという悲劇 そのどちらも抱えて生きてる僕等色に例えるのなら単色であるはずも無くたった一つの単語で表せるはずも無く全部を抱き締めなければやがて色んな自分が零れ落ちて […]
見て見ぬ振りをできるのは
別に逃げたかったら逃げればいいし、隠したかったら隠せばいいし、見て見ぬ振りをしたかったならすればいいと思うんです。 ただ、自分は一体何から逃げるのか、何を隠すのか、何から目を逸らすのか。それは忘れようとせずちゃんと、ちゃ […]