自転車で土曜の街を駆け抜けていく
いつものコーヒースタンドの前を横切る
顔見知りの店員さんがさっと手を振る
振り返す
いい街だと思う
ゆっくりとのんびりと歩く人達の側を
小さな自転車で進んでいく
涼しい風が吹き抜ける
辿り着いたお店で
新しい人と会話する
この人はこの仕事が好きなのだなと感じる
楽しそうに話し
嬉しそうに頷く
優しい気持ちが伝ってくる
いい街だなと思う
気持ちのいい道すがらと
気持ちのいい買い物と
帰り道で飲んだジンジャーエールが
ストンと染み込んでいく
深呼吸する信号待ち
静かな街の喧騒が心地良く響く
街の音が美しいというのも
とても大事なことだ
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。いい街のいい所を、集めていく日々。