自分という存在の不確かさに比べたら
今日も変わらずそびえ立つ
あの塔の確かさといったらもう
思わず目を逸らしてしまいたい程
確かにそこに立つ美しさ
今朝観た夢のことを思い出し
しばし浸り思うのは
無邪気さとは真面目さの中にあるのだということ
曲がり角をゆっくりと走りゆく
あのバイクに積まれたピザの香りが今したような
すべて
私が受け取り読むのなら
それは手紙と言えるだろう
ようやくそこで
言葉とはただの言葉であるのだということを思い出す
自分の確からしさにせよ
ゆめの中での気付きにせよ
ピザの香りにせよ
ただ思うのならばそこにあるのは等しく言葉で
受け取るのなら感じるのなら触れるのならば
そこに言葉はいらないのかもしれない
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。例えば僕の輪郭も、僕に触れる人を以て確かなものになるのだろう。