凄い人たちが凄い人たちだけで凄いことをして「凄い」と言われる。
それの一体何が凄いのか、僕にはどうやらよくわからない。
いや、きっとそんなこと考える必要もなく、世界はこれからより一層、平和で美しい場所になっていくんだとも思う。なっていくんだろうな。なっていって欲しいな。
そんな世界の中で、じゃあ僕はどう生きていこうかと問われれば、小さく強く美しく、生きていければいいなと答える。
とんでもない大きさは要らない。例えるなら、XLサイズのTシャツが似合うくらいの、すらっと伸びた背丈で、持ち物はなるべく少なく身軽なまま、けれど瞳は強く真っ直ぐ純粋で、友達たちと笑い合う。
そしてその手にかかれば世界にまた一つ、小さく、けれど鮮やかで強く、美しい、新しさが芽生えるような。
小さな誰かの大事に抱えた種が芽吹くのを、優しく暖かく待ちわびる春のような。
もしも何処かで誰かに「凄い」と言われる日が来たとしても、「まだまだ」なんて思ってこれまで通り「あれやってみたいな」「これやってみようよ」って何時間でも人と人とで、一人と一人で無我夢中に遊んでいたい。
小さく強く美しく、生きていきたい。
小さく強く美しい、ものづくりをしていたい。
そして永遠に、真面目に遊び呆ける子供でいたい。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。「凄い」と言われることで満足する大人。遊ぶことそのものに夢中であり続ける子供達。