「できることを増やせ」と人は言うが
できることだけやっていたら
できることだけやり続けてたら
できることしかできないまま
気付いたらはい人生の終着駅
そんな夢にうなされて
今日も自ら未開の地へと舵を切り
まだ見ぬ明日に希望に絶望に
怪獣に妖怪にビクビクしながら眠りにつく
どっちみち恐ろしい夢の中なら
どっちがいいかはお手の物
叫びながらたじろぎながらも
未開の果ての楽園を
今日も夢見るすっからかんの僕で私よ
内に何を秘めているかは
実はあんまり関係なくて
ただ慣れない歩幅で獣道を行き
変わり変わっていくその様にこそ人は惹かれて
導かれていくような
夜を越えて苦悩を超えて
悪夢を経て尚
変わり続けていくような
できることがどんなに増えても
満足なんてできずに
安心なんて何処吹く風で
また今日も苦悩する
そういう姿を愛せたなら
ようやく僕は私は自由なのだと叫べる気がする
いつか
できない自分で
空っぽの自分で
すっからかんでアッチョンブリケな
無知で無能な自分と自身が
向き合い信じ切れたなら
許し合えたなら認め合えたなら
そこにようやく現れる
無敵の自分
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。ただあるがままの自分を愛するのって、なんて難しいんだろうね。