輪郭の詩

わかり合うことを諦めたなら
僕ら少しは仲良くなれるだろうか

大体を許し
曖昧を気にせず
ただおおらかな心で全てを許容できたなら
もっと世界は平和だろうか

果たしてその時
僕は美しいものとそうでないものを
見分けることができるだろうか

世界が平和であるとするなら
平和という言葉はやがて無くなり、
平和の無い世界が訪れる

世界にあるのが美しいものだけだと思えるのなら
美しいなんて言葉はそこで無くなり
僕らは目を閉じ耳を塞ぎ
心と心とやらで語り合おうとするのだろうか

その時僕らは一体何を比べて何を比べず
穏やかな心のまま
何を語らうのだろうか

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。自分という不確かな存在の輪郭を、どんな言葉で象ろうか。