ノスタルジックアイスクリーム

思い出しては笑みになる人
立ち止まり声になる空
色にも表情があると思い出す

アイスクリームが食べたくなるのは
本当に季節のせいか

落ちていく甘さを掬う度
心の内は暑さと共に何処かへと消えていって

足早に歩き去る人々の外
冷たさと戯れるあなたはひとり
思い出すのはいつか消えていった甘い光景

ぱくり、ぱくり
がたんごとん

音が今を告げ
過去から連れ去りここに至る

あなたがいたのも
僕がいたのも
アイスクリームが溶ける束の間みたいな

まぁそれでもいいよと思えるような
あなたであり僕であるなら
消えていったいつかの心も
まぁいいかって忘れられるだろうか

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。今日食べたのは、正確にはジェラートだったんですけどね。あはは。