終わっていく今日の確かさ
訪れる明日の不確かさ
ぷしゅーと鳴って閉じるドア
昨日までの僕のおかげで
挟まれることなく乗り込む今日の僕
明日もきっと今日のおかげで
起きる歩く食べる笑うときに泣く
閉じては開くドアの音に驚くことなく
ひとり歩く夜道を怖がることなく
誰かを信じて電車を乗り継ぎ向かう場所
朝、日差しの香りで目が覚める
パンをかじる
珈琲を飲む
終わったすべてが
始まりへと僕の背中を押すのなら
いっそのこと終わりと書いて希望と読んではどうだろう
今日の終わりが明日へと僕を励ます
珈琲を飲み干し顔を上げる
不確かさとは常に
希望にとっての踊り場だろう
空になったコップには
終わりたちを纏った希望がきっと踊ってるんだ
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。終わった昨日が、今日の僕を前へと誘う。未来なんてない。あるのは希望に背中を押された自分だけだ。そう信じていたいんです。