風たちの心地

何の違いで私はここにいて
あなたがそこにいるのかとか

いつからの枝分かれの果て
僕はこんなところにいて
あの人は遥か向こうに霞んで見えるのか

あみだくじのような日々の中を
どうにかなるべく通りたいところを
予想を遥かになんて超えなくていい
ほんのちょっと期待を上向きに裏切ってくれるような道を望んで歩いてきたけれど

それでも何故だか遠ざかっていく
好きな人も好きな場所も沢山あって

たまに訪れる嬉しい楽しいくすぐったさがそんなすべても肯定してくれて

また前を向いたり
空を仰いだりして歩いていって

なんとなく
なんとか
なにはともあれ
今日もこうして気持ちのいい
散歩日和を迎えたりして

悪くないよ私の道も
捨てたもんじゃないぞ僕の旅路も

なんて大袈裟に心の中で呟き微笑み前を向いて上を向いて歩いていく

笑い合ったり微笑み合ったりしながら
歩いていく

本日も落書きを読んでくださりありがとうございます。どこまでいっても完璧な人生も、完成された生涯も無いとするなら、今日という日に望むのは風を感じて佇む心地よさとか、そういう類の素晴らしいものたちかなって。