いい空だなぁと思うと、よく立ち止まって写真を撮る。
きっと同じように同じようなことを思って立ち止まって、この空を撮っている人が大勢いるんだろうなとふと思う。
何かが目に止まって、思わずそこで立ち尽くして、じーっと眺めるという行為を思うと、空は美術館に置かれた絵画のようだ。
綺麗な空が、思わず立ち止まる絵画なら、この日常はその絵画が飾られた美術館ということだろうか。
美術館じゃなくても、カフェや自宅、大きな駅や建物にだって絵は飾られていたりもするから流石に日常が美術館というのは大雑把過ぎたかもしれない。あはは。
けれどそれでも、
空は確かに一枚絵のようだと尚思う。
誰がなぜ描いたのか作ったのかもわからない、額も無ければ価格すらも無い、ただただ無垢で純粋な絵。空。
別に誰に教えられたわけでもなく、小さい頃から時折じーっと、ぼーっと、立ち止まり眺めてきた絵。空。
美しいと思うことや、綺麗だなぁと思うことに明確な理由がつけられない素晴らしさを、僕らはもうずっと前から知っていたのかもしれない。
本日も落書きを読んでくださりありがとうございます。空と共に散歩する幸せ。